当院では、顎顔面咽頭領域の自然な成長発育を誘導し気道を広げ、お子様の口の中の機能(鼻呼吸・噛むこと・飲みこむこと・発語など)を十分発揮できるようにすることで、歯並びを改善していくことを目的にした「RAMPA(ランパ)療法」という治療を行っております。
RAMPA(ランパ療法)がいったいどんな症状に対して行う治療なのか、どのような治療法なのか、わかりやすくまとめたスライドがありますので、まずはこちらを御覧ください。
常に口を開けたままでいたり「口呼吸」の習慣が続くと、口の中は乾燥して細菌が増殖し不衛生になります。虫歯菌や歯周病菌も活発になるので、歯磨きを怠ると虫歯や歯槽膿漏などのリスクが高まります。
さらに最近では、唇の筋肉が弱くなり寝ている間も口が開いてしまうことから、歯列の乱れを誘発する事が分かってきました。
また「口呼吸」は、吸い込んだホコリや細菌・ウイルスなどがそのまま気管支や肺、鼻の粘膜に入り込み直接的に刺激を与えます。その結果、体調を崩し免疫力が低下すると喘息やアレルギー性鼻炎などの炎症を引き起こします。
口呼吸の原因の1つに、顎や周りの軟組織(舌や唇、頬など)の成長不足があげられます。特に上顎の成長が充分でないと、上下の歯に囲まれた空間が狭くなり舌を収めるスペースが足りず、舌を下げるか後ろに引いてしまいます。
このことで本来の空気の通り道である鼻からの気道が狭くなり、お子様は気道を確保しようと前かがみの姿勢(猫背)になったり、口で呼吸をしてしまうのです。
口呼吸を鼻呼吸に変えるには気道の確保が必要になります。「RAMPA(ランパ)」とは、お子様の成長する力に沿って歯並びの改善とスムーズな鼻呼吸を目指す治療法です。
頭蓋、顎顔面、口腔を生理的な発育に誘導することで、舌のポジショニングを整え、同時に咽頭部(空気の通り道)を広くできる可能性が高くなり、口呼吸から本来の口をむすび鼻呼吸へと改善が見込まれる治療法です。
もちろん、不正咬合も改善していきますが、むしろ歯並びの原因を解決していこうとする治療法と言えます。
成長を利用してスムーズに矯正できる時期というものはありますが、治療にはまず、本人のやる気が大切です。その上で家族の協力が必要です。
当院では、治療チームとしてご家族と歯科医とがしっかり手を取り合いお子様をサポートしていきたいと考えています。決して無理に治療を勧めることなく、さまざまな立場の患者様やご家族、皆さまの気持ちに寄り添いながら、医師として最もよい方法を見い出しご提案いたします。
RAMPA(ランパ)についての詳細と最新情報につきましては、「顎顔面口腔育成研究会のホームページ」をご覧下さい。
当院では、お子様の歯並びやいびきの治療、睡眠時無呼吸症について関心がある、実際に悩んでおられるご両親を対象に、無料セミナーを実施しております。
他の歯科医院では聞くことのできない詳細なお話をご家族に分かりやすく説明するセミナーです。
開催日:月1回土曜日(不定期開催のため事前にお問い合わせください)
時 間:16:30〜18:00(個別相談の時間を含む)
※開催日は変更になる場合もございますので、当院までお問い合わせください
★完全予約制(お電話、専用申し込みフォームからご連絡ください)
★小さいお子様連れでもスタッフがお預かり致しますので、お気軽にご相談下さい。
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